どうもこんにちは新子安おさない歯科医院院長の長内です。最近夏休み中だからか、高校生や大学生の方が多く来院されています。昔と違って予防意識が高いのか検診やクリーニングを受けにいらっしゃる方も多く、今後ますます歯周病や虫歯は減っていくのではないかとうれしく思います。
ただ、やはり痛みや腫れを訴えて来院される方も少なからずいらっしゃいます。その中でも今回は親知らずについてお話をします。
親知らずの関連で痛みが出ていらっしゃるかたは大きく分けて3パターンいらっしゃいます
親知らずの周りの歯茎が腫れていたい
親知らず、あるいはその手前の歯が虫歯
親知らずが原因で盛り上がった歯茎をかみこんでしまって痛む。
2以外は腫れが落ち着いて時間がたてば痛みが消えることがほとんどです。なのでいたくなければそのままでよいと思われるかもしれませんが将来的に周りの歯に悪影響を及ぼしてしまうことがあります。
例えばこちらの方
歯茎が痛いという主訴でいらっしゃり、その後数日で痛みは消えました。腫れもないのでそのままでいいとおっしゃっていたのですが、反対側も親知らずが同じように生えていて、実はその隣の歯が大きな問題になっていました。それがこちらです。
手前の歯が親知らずがぶつかっていることにより汚れがたまりやすく、かつ歯ブラシが届かないため、大きな虫歯になってしまっています。幸いなことに根の治療をして保存することができましたが、あと少し虫歯が深かったら抜歯になってしまうところでした。
このように手前の歯にぶつかっている生え方をしている場合、そのままにしておくと虫歯や歯周病になってしまい、最悪の場合抜歯になってしまうことがあります。なのでもし痛みがなかったとしても、このような生え方をしていれば、若いうちに抜歯をすることをお勧めします。年を取ると骨が硬くなったり、根が骨と癒着してしまい、抜くのが非常にこんな難易なることがあるので、可能であれば20代のうちに抜歯するのがよいでしょう。
*当ブログで使用しているレントゲン、写真は、患者さんの許可を得て掲載しております。
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